"La vetta"の素材選びは汎用性のあるものではなく、個性を重視します。最初に手掛けた「rugato」シリーズでは、ベルギーのタンナーが牛の肩部分の革を使って作る「ルガトショルダー」を採用。別名革の宝石とも呼ばれるほど独特のトラ目(シワ)が美しい革で、そのトラ目を〝革の表情〟として個性に転化し、結果唯一無二の製品を作り上げる。デザインと機能を最大限に活かし、なおかつ個性的でありたいという素材選びが"La vetta"の製品創りに生かされています。
"La vetta"の財布を手がけるのは若き二代目。父が鞄なら自分は財布を極めようと、財布職人から技術を学び、“風琴マチ”、“菊寄せ”、“ネン引き”など手間暇のかかる技法にも果敢に取り組んでいる。とりわけ“風琴マチ”は、技術的にできる人が少ないばかりか、できても時間がかかりすぎるためやりたがらない職人が多いという。
「使いやすさを知ってほしい」と語る二代目。「ラウンドのお財布を開けたら、小銭入れにまたファスナーが付いているというのはイヤなんです」。設計の段階で、中ファスナーがなくとも普通に使う分には小銭が落ちないよう、仕切りの高さやファスナーの位置を調整する。ファスナーの開け閉めがスムーズにできるよう貼り込み方に工夫をするなど、見えない部分への気遣いも徹底。
"La vetta"は長年鞄の街“豊岡”にて鞄造りを営んでいた「キノシタ有限会社」が、財布・小物を専門に製造するために立ち上げた会社です。鞄の街に新たな技術を取り入れた若き職人が、丁寧に制作する商品は鞄の街“豊岡”で、財布・小物のOEM受注シュアNO.1。
鞄の街に認められた確かなクオリティです。